ダウ平均株価を構成するアメリカの企業(製造業 IT・コンピュータ・通信)
ダウ平均株価とは
ダウ平均株価とは、日本でいう日経平均のような、アメリカの代表的な株価の指標です。ダウ平均株価は、実はいくつか種類があるのですが、有名でよくニュースになっているのは工業株30種というものです。
アメリカの代表的な企業
このダウ平均株価の動きを見ることも大事なのですが、ここでは、この指標を構成するアメリカ企業を見てみようと思います。
日本の企業でもそうなのですが、普段ニュースで見ない会社や買い物で見かけない会社のことは、大手の企業でもで名前すら知らないとういことはよくあります。
名前も知らない企業に投資しようとはなかなか思えないものです。
ですので、まずはダウ平均株価を構成する企業を紹介してみようと思います。
知っている企業もあれば、全く聞いたこともないようなところや、意外なところもあるかもしれません。
ダウ平均株価(工業株30種)の構成企業
ダウ平均株価を構成する企業は、定期的に見直されています。以下の企業は2017/4現在のものです。まずは、製造業・IT・コンピュータ・通信関係の企業から紹介します。
製造業
ボーイング
世界最大の航空機メーカーです。
ジャンボジェットのボーイング737や787が有名です。
キャタピラー
建設機械やディーゼル・ガスタービンエンジンなどを製造する大手重機メーカーです。
デュポン
化学製品の大手メーカーです。
世界初の合成繊維であるナイロンを開発したのはデュポンです。
3M
化学製品の大手メーカーです。
さまざまなものを作っていますが、身近なものでは付箋紙の代名詞「ポストイット」は3Mの製品です。
ポストイットが有名すぎて、付箋紙のことをポストイットと呼んでしまいますが、実際には3Mのブランドです。
P&G
世界最大の日用品メーカーです。日本でもよくパンパースやマックスファクターのCMをやっているので、日本の会社だと思っていた人もいるのではないでしょうか?
P&Gは略称で、省略しないとプロクターアンドギャンブルになります。
ユナイテッド・テクノロジーズ
航空宇宙分野や軍事分野のメーカーです。一種のコングロマリット(複合企業)です。
ユナイテッド・テクノロジーズの1部門であるプラットアンドホイットニーはスペースシャトルのエンジンも作っていました。
IT・コンピュータ・通信
アップル
大手のコンピュータ企業です。
言わずと知れたiPhoneを作っている企業です。Macも有名ですね。コンピュータ黎明期にはApple IIというコンピュータを開発し、これも世界的なヒット商品になりました。
実はダウ平均に採用されたのは最近の話で、2015年のことです。
シスコシステムズ
世界最大のコンピュータネットワーク機器メーカーです。
スマポやパソコンなどの、日常的に触れる機器を作っているわけではありませんが、現在ではなくてはならないインターネットの仕組みを支えるネットワーク機器を作っています。
IBM
大手のコンピュータ・IT企業です。
IBMは略称で、インターナショナルビジネスマシーンズと言います。コンピュータ黎明期からの企業で、基礎研究にも力を入れ、アメリカの特許取得件数でNo.1です。また、IBMの社員からノーベル賞受賞者も出ています。
インテル
大手の半導体メーカーです。
コンピュータの頭脳であるCPUが有名です。インテル、入ってるというCMも有名かもしれません。
ベライゾン・コミュニケーションズ
大手の通信事業者です。
日本で言えばNTTのようなものでしょうか?世界最大級の通信ネットワークを保有しています。